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ユニバーサル検索とは

検索エンジンでは、ウェブページだけではなく、様々なコンテンツが表示されます。

実はその仕様には名前があるのをご存知でしたか?

ここでは仕組みも踏まえながら活用方法を考えていきます。

ユニバーサル検索とは

Googleのサービス名。サービスとしての機能は、一度の検索でウェブページ以外のコンテンツ(画像や動画、ニュース、書籍、地図など)を同一検索結果画面に表示する検索機能です。

ユニバーサル検索結果で表示されるコンテンツの組み合わせは、検索キーワードによって変化します。例えば「ブログ」と検索した時はニュースと画像へのリンクが表示されますが、「渋谷 居酒屋」と検索した時はGoogleマップが表示される(注 それぞれ2022年10月16日時点)。

なお、ユニバーサル検索と類似の機能を持つ検索サービスは、一般に「ブレンド検索(Blended Search)」または「統合検索(Unified Search)」といいます。

また、画像検索を始めとしてユーザーが検索対象を選んで行う検索を「バーティカル検索」と呼びます。

ユニバーサル検索の例

例えば「ブログ」で検索した時の以下の箇所です。

ユニバーサル検索をどのようにSEOに取り入れるか?

結論、諸説あると思います。

ここではユニバーサル検索に関する検索エンジンの処理を基に活用方法を考えます。

604 Generate result web page that includes links from multiple categories organized, at least in paet, based on category relevance.

https://patents.google.com/patent/US7447678B2/en

要はユニバーサル検索結果は、検索クエリの関連性に基づいて生成されているということです。

つまりユニバーサル検索として表示されるコンテンツを参考に既存ページの改修、新規ページの作成を検討してみるのが良いと考えられます。

ユニバーサル検索を活用する考え方の例

例として[ ブログ ]のユニバーサル検索結果に焦点を当てます。

[ ブログ ] の画像検索結果

ユニバーサル検索の例。ブログの画像検索結果
ユニバーサル検索の例。ブログの画像検索結果

「ブログとは?」「ブログの初め方」「矢印で図示した仕組み」に関する画像が表示されていることが確認できます。

[ ブログ ]のニュース検索結果

「著名人の公式ブログ」「24時間以内にアップされているページ」が表示されていることが確認できます。

検討する施策の例

前提として、以下のことが確認できました。

観測事象
[ ブログ ]と検索した際、ユニバーサル検索として「ニュース検索」と「画像検索」が表示される

仮説

  • [ ブログ ]を検索する人は「ニュース検索」で得られるトレンド・最新情報に興味関心がある可能性がある
  • [ ブログ ]を検索する人は「画像検索」で得られる図解コンテンツに興味関心がある可能性がある。

検討施策

  • サイトの更新頻度をデイリーで更新するようにする
  • 現在評価されているウェブページに図解コンテンツとaltテキストを追加する。
  • 現在評価されているウェブページに図解コンテンツを追加することに違和感がある場合は、新規ページの制作

推奨施策

  • 既存ページの修正。図解コンテンツとaltテキストを追加する等。
  • 新規ページの制作。検索ユーザーの意図を考えながら制作しましょう。

※「ニュース検索」で表示されるには、サイトを「Googleニュースパブリッシャーセンター」に登録した後、各ページを構造化マークアップで記述しながら、各ガイドラインを遵守する必要があり、多くの人にとって実装コストが高い可能性が高いため。

検索結果を定期的に見る習慣をつけよう

ユニバーサル検索は2007年から実装され、日々の検索結果を変えています。

以前はユニバーサル検索で「画像検索」が表示されていたのに、「動画検索」に置き換わっている!

ということもよくあります。

サイト運営をしていると、ウェブページの改善や制作にばかり目がいってしまいがち(自戒)ですが、画像・動画・マップなど多様なコンテンツを展開できるようにした方が、ビジネスの成長に繋がるかもしれません。