働き方

新卒1年目が語るベンチャーのボーナス事情と年収の上げ方

新卒のボーナス事情と、その年収アップ方法

まず初めに言っておきますと、新卒でWeb広告のベンチャー企業に入った僕の1年目の冬のボーナスは額面で83,000円でした。

もらった時はうれしかったですが、正直物足りなさも感じていました。
「ベンチャーだし、ボーナスはこんなもんかな~」と思っていた時期が僕にもありました。

しかし、12月の年末年始に入って、大学時代の友人に会って、ボーナスの話をした時に僕は雷に打たれたような衝撃を受けることになります。

友人「私のボーナスは額面で800,000円だったよ!」

ゆった
ゆった
・・・ん?僕の約10倍?冗談だろ?

僕は営業職ではないので、同期の中でもボーナスの支給額は低い方です。
それでも、営業職の同期のボーナスはおよそ僕の約2~3倍なので、20万~30万程度です。つまり僕の会社の中で、友人ほどのボーナスをもらっている人は一人としていません。

  • 僕のいる会社、いわゆるベンチャー企業だけが特別にボーナスが低いのか?
  • 友人のいる会社のボーナスが高すぎるだけなのか?

上記が気になって眠れなくなったので、調べつくしました。

ゆった
ゆった
正直、転職した方がいいのかなとも思ってます。

ボーナスとは何か

ウィキペディアによると、ボーナスとは「定期給の労働者に対し定期給とは別に支払われる、特別な給料」を意味します。

賞与(しょうよ)とは、定期給の労働者に対し定期給とは別に支払われる、特別な給料のことで、ボーナス (bonus) やお給金とも呼ばれる。欧米ではいわゆる特別配当・報奨金の類である。日本では、基本的には夏と冬の年2回支給される場合が多いが、企業によっては年1回や年3回といったところもある。また、もともと制度として導入していない場合もある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ゆった
ゆった
給料の中でも特殊ということは分かるけど、なんでベンチャーは少ないの?

ボーナスは、個人の成績だけではなく、会社の業績や経営状況に応じて決定されます。また、法律で義務づけられているわけでもないので、年度によってボーナス額も前後します。

僕の会社では、僕の同期だけではなく、去年もボーナス支給が少なかったようです。風の噂では、「今年の新卒はボーナスをもらってるなぁ」という声もあるとのこと。

ベンチャーの新卒ボーナス事情

説明会に行った人や、ホームページを見たことがある人なら分かると思いますが、ベンチャー企業では「圧倒的な成長環境」を採用の全面に掲げている場合が多いです。実際、働いている人のほとんどが成長するためのプロセスを明確に描いており、目的意識を持っている人が多いです。そのため「この会社でやりたいと思ってたことやりつくしたから転職しようかな」と、転職する人がほとんどです。

ゆった
ゆった
モチベーションが高い人が多いベンチャー企業。
Life Wokistらしく、ボーナス事情をデータ重視でみていきましょう

新卒のボーナス平均

新卒の定義は「20歳~24歳」かつ「勤務年数が0年」を定義としています。
24歳以上でも新卒の人はいますので、完全ではありませんが、ここでは便宜上この定義でいきます。

さて、データを取得したので描写してみますk・・・

賃金構造基本統計調査 / 平成30年賃金構造基本統計調査 一般労働者 産業大分類)より作成
勤務年数0年の1か月あたりの「年間賞与その他特別給与額」。縦軸の単位は万円、横軸は年齢。

55歳~64歳は何故こんなにボーナスもらっているのでしょう(*’ω’*)
おそらく役員報酬とかだと思いますが・・、まぁここは本題ではないので割愛。

見た感じ、20歳~24歳のボーナスより、25歳~29歳のボーナスの方が2倍差がありますね。

ゆった
ゆった
このグラフは「勤務年数0年の人」で区切っているので、転職してもボーナスは問題なくもらえそうです。

実際の具体的な数値は下記になります。
正直「ホントかよ」って印象しかありません。

年齢  年間賞与その他特別給与額(円)
to19 12,100
20to24 21,600
25to29 44,800
30to34 55,200
35to39 60,600
40to44 56,100
45to49 49,900
50to54 36,800
55to59 77,000
60to64 201,900
65to69 41,800
70to 6,700

実際、このデータセットは、企業の規模を考慮していません。
つまり、ベンチャー企業の人も、大企業の人も一緒くたに含まれています。
そこで次は会社の規模別にボーナスを見ていくことにしましょう。

ゆった
ゆった
この表だけ見れば、僕のボーナス8万円は「もらえてる方」と言えるけど・・。

ベンチャーと大企業のボーナスを比較

ベンチャー企業と大手企業のボーナスは、差があると感じています。

ゆった
ゆった
まぁ僕の実体験なので、肌感でしかないのですが・・。

ベンチャー企業と、大手企業の定義は難しいですが、便宜上

  • 人が少なければ「ベンチャー企業」
  • 人が多ければ「大手企業」

という分類を行い、分析してみましょう。

賃金構造基本統計調査 / 平成30年賃金構造基本統計調査 一般労働者 産業大分類)より作成
勤務年数0年の1か月あたりの「年間賞与その他特別給与額」。縦軸の単位は万円、横軸は年齢。
赤は従業員数が100人~999人、ここでは「ベンチャー企業」を示します。
緑は従業員数が1000人以上、ここでは「大企業」を示しています。

55歳~64歳の異常値は明らかに役員報酬でしょうかね、ほんとすごいな。

さて、データを見比べても20歳~24歳の年齢におけるボーナス支給額は「会社の規模によって若干程度の差が出る」ことが分かりました。
具体的に言うと「ベンチャーの方が平均的に見て6000円程度ボーナスは少ない」です。

しかし25歳~29歳になると、ボーナスの差はいったん無くなり、むしろ追い越します。
憶測ですが、ベンチャー企業の方が役職に就きやすいため、役職ボーナスが差分を埋めているのではないでしょうか。

年間賞与その他特別給与額(円)
年齢 ベンチャー企業 大手企業 差分
to19 10,800 17,400 6,600
20to24 20,200 26,400 6,200
25to29 52,300 48,200 -4,100
30to34 56,400 68,100 11,700
35to39 57,200 91,800 34,600
40to44 58,200 75,800 17,600
45to49 53,400 68,300 14,900
50to54 43,300 38,900 -4,400
55to59 74,200 123,900 49,700
60to64 156,900 455,700 298,800
65to69 51,600 75,400 23,800
70to 9,800 0 -9,800
ゆった
ゆった
ベンチャー企業で役職もらったら転職を考えてもいいかもしれません。ある程度まで昇進したら、そこからはお金的な旨味は薄れていく可能性があります。まぁお金ベースで考えるなら、ですが…。

もっとベンチャーに焦点を当てて、ボーナス事情を見ていきたいですが、データ元から「平均値の誤差」に関する情報が掲載されていないので、信憑性に欠けます。

(参考)掲載している数値の算出方法
「ア」の箇所を見ると、年間賞与その他特別給与額 は平均で算出しています。
代表値として平均を扱うことが妥当かどうか、判断がしかねますが、標準偏差が大きいことが想定されるので、変動係数が高い数値をマークしそうです。

ちなみに、平均値が参考になりえない理由として、年収や収入に関するデータのバラつきは正規分布ではなく、べき分布や対数分布を取ることが多いことから予想されます。

(参考)掲載していた用語の定義

年収が低い新卒ベンチャーはどうすればいいか

いずれにせよ、僕の年収が低いことは周囲の友人の話を聞いてみても確かなようです。

ゆった
ゆった
結構頑張ってるつもりなんだけど、年収が低いっていうのは嫌だなぁ

「他の人より仕事が大変なのに年収が低い」と感じている人は多いのではないでしょうか。実際、僕も心の底で悔しさを噛みしめています。
しかし、それを会社・上司・人事のせいにするのは勿体ないです。

例えネガティブな動機であっても「激しい悔しさはモチベーションになる」からです。

不満があるなら、行動しましょう。何をすればいいか分からないなら、考えて、調べて、人に聞くべきです。

ここからは僕が考えた年収アップの方法論になります。
端的に書いていきますが、後日改めて記事にしようと思います。

投資を始める

  • 株式への投資
  • 不動産への投資
  • 事業への投資
  • 商品(仮想通貨・債券・保険など)への投資

投資商品はたくさんありますが、僕は株式投資、とりわけ米国をメインで投資を考えています。

日経平均株価の推移。現在の水準は、1990年代の水準。

上記の図から分かるように、1995年~2015年の株価推移は横ばい、あるいは低迷でしかありません。一概には言えませんが「失われた20年」と言われても仕方ないのかもしれません。

S&P500の推移。現在の水準は過去最高であるが、明らかに長年伸びている。

一方、米国の株価指数を見ると、2000年~2010年は横ばいの推移だったものの、それ以降の成長が抜き出ています。

横ばいの期間が長すぎた日本株式より、米国株式の方が信頼できるので、投資先は米国株式にしようと思います。
具体的な方針や銘柄についてはまた記事にします。

副業を始める

副業として成立しているかはともかく、副業に関するニーズは高まっています。

「副業」のGoogleトレンド。
2013年より順調に検索回数が増えていることからも副業に関する検索ニーズは上昇傾向。

「副業する勇気が出ない」
「やっても失敗しそうで嫌だ」
と考えているうちに、他の人が何かしらの成功を掴んでいるかもしれません。
僕が考えているのは、以下の案です。

  • ブログでの収入(リスティング・アフィリエイト等)
  • Google広告(アフィリエイト)
Google広告の管理画面。試しにやってみたら、審査通ったので、運用経験になりました。

ブログをやっていると、自然検索流入ばかりに目がいきます。
しかし、Google 広告を使えば「あのキーワード」で上位表示され、クリックもされます。出稿するキーワードや、着地ページの質にもよりますが、可能性を秘めているなぁと感じました。

ゆった
ゆった
他にも視野広げて、事業投資して土日オーナーとかもやってみたいですね

転職を考える

前提として、昇格を狙って本業を頑張ることも大切です。
しかし僕の業種の場合、昇格のために頑張る労力と得られる報酬アップのつり合いが正直取れていません。

ゆった
ゆった
とはいえ多くの経験を積めるのでお金以外の報酬は多いです。

年収を上げるということだけに注力するなら、転職も選択肢として妥当かもしれません。
転職を視野にするなら

  • 2年目なのに、転職を考えた具体的な理由は何か?(モチベーション)
  • 転職先として選んだ求める待遇や環境は何か?(ビジョン)
  • 転職先での働くイメージができているか?(プラン)
  • 会社が変わっても活かせる自分のスキルは何か?(スキル)

上記のことは常に考えて過ごす必要があると考えています。
僕の会社では、競合他社へ転職する人が多い印象ですが、この辺は先輩から聞いてみたいですね。

最後に:年収を上げる意味

結論から言うと、ゲーム感覚です。

レベルが低いポケモンがいたら、強く育てたくありませんか?

僕の感覚は「自分育成ゲーム」で、自分の年収を上げるというゲームをやっている気分です。
頑張った結果がお金という数字に残るという風に考えています。

ゆった
ゆった
後はマッチングアプリとかに年収書いてチヤホヤされたい!くらいです

最後に不純な動機が漏れてしまいました。

おあとがよろしいようで。